「提携先は、おそらくAA(アメリカン航空)で決まりだよ。デルタも好感触だし、コードシェアや支援額でのメリットも大きいけど、如何せん、アライアンス移籍に伴う負担が大きすぎる。今のウチに、“損して得取れ”的な悠長さは許されないんだから。
あとは、新大臣と国交省、政策銀とか銀行団がどういう判断をしてくれるか、完全にまな板の上の鯉状態。まぁ、自業自得なんだけれども・・・」
シルバーウイーク真っ只中、連休返上で経営再建、いや会社存亡の正念場を迎え、東奔西走する日本航空(JAL)経営陣のひとりは、筆者に、さばさばとした口調で切り出した。
いわゆるアライアンスとは、激化する航空競争に備え利便性の向上や顧客を囲い込むべく組織された、世界レベルの航空連合(Airline Alliance)のことで、コードシェアやマイレージの相互乗り入れ、機体や整備拠点の提携などを通し、主に合理化と各社の経費削減を目的として、1997年スターアライアンスが設立され、他にワンワールド(1999年)、スカイチーム(2000年)の3連合が存在する。
JALは2007年から、アメリカン航空(米)やブリティッシュエアウェイズ(英)などが属するワンワールドに属している。
ライバルの全日本空輸(ANA)が、1999年に早々とスターアライアンスに加盟し国際競争に備えたのに対し、長らく「単独覇権主義」を掲げ、世界の航空連合に属することを避けてきたJALは、2004年の日本エアシステム(JAS)との統合で、国際線に比べ弱かった国内路線の充実を図り飛躍を目指すはずが、リストラの停滞や統合での不協和音、赤字路線や高コスト体質を長く引きずることで、一段と経営危機を深刻化させていった。続きを読む
あとは、新大臣と国交省、政策銀とか銀行団がどういう判断をしてくれるか、完全にまな板の上の鯉状態。まぁ、自業自得なんだけれども・・・」
シルバーウイーク真っ只中、連休返上で経営再建、いや会社存亡の正念場を迎え、東奔西走する日本航空(JAL)経営陣のひとりは、筆者に、さばさばとした口調で切り出した。
いわゆるアライアンスとは、激化する航空競争に備え利便性の向上や顧客を囲い込むべく組織された、世界レベルの航空連合(Airline Alliance)のことで、コードシェアやマイレージの相互乗り入れ、機体や整備拠点の提携などを通し、主に合理化と各社の経費削減を目的として、1997年スターアライアンスが設立され、他にワンワールド(1999年)、スカイチーム(2000年)の3連合が存在する。
JALは2007年から、アメリカン航空(米)やブリティッシュエアウェイズ(英)などが属するワンワールドに属している。
ライバルの全日本空輸(ANA)が、1999年に早々とスターアライアンスに加盟し国際競争に備えたのに対し、長らく「単独覇権主義」を掲げ、世界の航空連合に属することを避けてきたJALは、2004年の日本エアシステム(JAS)との統合で、国際線に比べ弱かった国内路線の充実を図り飛躍を目指すはずが、リストラの停滞や統合での不協和音、赤字路線や高コスト体質を長く引きずることで、一段と経営危機を深刻化させていった。続きを読む
